1. HOME
  2. ブログ
  3. 本州最南端!和歌山県串本町の格安キャンプ場【潮岬キャンプ場】

本州最南端!和歌山県串本町の格安キャンプ場【潮岬キャンプ場】

2018年9月22日は和歌山県串本町、本州最南端にある「潮岬(しおのみさき)キャンプ場」へ出撃!串本町には毎年必ず行く用事があるのですが、潮岬でのキャンプは初めてです
。手入れの行き届いた素晴らしいキャンプ場でした。


基本DATA|潮岬キャンプ場


潮岬は、太平洋に面する本州最南端の岬です。その昔、海軍の望楼になっていたこともあり、端の方まで行くと太平洋を一面に望むことができます。この日は波も落ち着いており、青空と海のコントラストが美しく印象的でした。


そして、潮岬のなかには「潮岬キャンプ場」が併設されています。1年のうち、年末年始を除き、無料サイトとして解放されていますが、春から初冬にかけての特定の時期のみ、場所を拡大した有料サイトに切り替わります。

フリーサイト(有料サイト)


見晴らしよく広々とした印象で、芝生に覆われたフリーサイトになっています。車道がすぐ近くを通りますが、車の通りが少なく、静かな環境です。

サイト内への車の乗り入れはできませんが、設営場所までの荷運びは、貸し出しの台車を利用することができます。


今回はキャンプサイトの奥の方にテントを設営しました。このあたりまで来ると、さすがに人も少なく、終始静かな環境のなかでキャンプを楽しむことができました。

この日の日中は30℃を超える暑さでしたが、時折吹き抜ける潮風が涼しく、太陽が沈んでからは、冷涼さを感じる気候で心地よかったです。

公式サイト上にも書かれていますが、このあたりは多くの蚊が発生します。蚊は26℃から31℃までの気温で最も活発に活動するので、特に夕方以降は蚊除けを忘れずに行いましょう。

天候が不安定なときには非常に強い風が吹くので、ペグダウンは深めに行いましょう。またペグの打ち込みは良好ですが、地面の水はけが良くありません。雨予報のときは設営場所に注意が必要です。

林間サイト(有料サイト)

数組で埋まってしまうほどのスペースですが、端の方には林間サイトのようになっています。日陰になる場所は限られているため、暑い時期はタープでの日除けをお忘れなく。

有料シーズンの時期以外は、炊事場付近の広場が無料サイトとして利用できます。

駐車場入口と受付

椅子とテーブルを並べただけの簡易的な受付ですが、地元の方々が手続きをしてくれます。

1人600円という驚きの価格設定に加えて、このキャンプ場はチェックインとアウトの時間が決まっていません。思う存分キャンプを堪能することができますね。

※現地で薪や炭の入手はできません。事前調達が必須です。また有料シーズンに限り、ごみを捨てることができます。

案内看板が小さく目立ちませんが、潮岬タワーのすぐ近くに駐車場の入口があります。

場内設備|潮岬キャンプ場

炊事場


炊事場は丁寧に掃除がされており、清潔に保たれています。また水道水は飲料可能です。

お手洗い

お手洗いは、道路の反対側にある公衆トイレが開放されています。嫌な臭いはほとんどなく、気持ちよく使うことができます。ウォシュレットまで装備されていて、これだけの設備がいつも解放されていることに驚きです。

キャンプな一コマ~すもも編~

大事なペットも一緒に


初秋になり気温も段々と落ち着いてきたので、今回は我が家のアイドル「すもも」ちゃんを連れてのキャンプでした。


土の匂いが新鮮なようで、ずっと匂いを嗅いではしゃいでいましたが、少し遊んだら疲れたようで、その後はフェレットらしく寝てしまいました。(※フェレットは一日の大半を寝て過ごします。)

周辺買出しスポット

キャンプ場から車で15分ほど離れますが、串本駅周辺は地元民の生活圏としてスーパーマーケットやホームセンターがあります。

今回は「美味しい海鮮物を食べよう!」と思っていたのですが、お店を見つけることができませんでした。コスパの優れた海鮮物のお店をご存知であれば、教えてください。

観光スポットのご紹介

潮岬の休憩所


キャンプ場の中にある「潮岬の休憩所」は、無料開放されている休憩所です。館内には休憩スペースのほか、この地に縁のある展示物が並んでいます。


興味深かったのは、1878年から1941年、オーストラリア北東部の「木曜島」で真珠貝採取で活躍したダイバーの展示物でした。

当時の潜水技術は現在のように発達しておらず、真珠貝の採取は、命懸けの危険な仕事だったそうです。それでもこの地域から多くの若者が渡海したのは、当時の貧しさを脱しようと一攫千金を夢見たからだそうです。

彼らは現地のダイバーが驚くほどの忍耐力で、毎日何度も過酷な潜水を繰り返したそうです。また日本人の勤勉な性格は、漁の繁栄と潜水技術の発展に貢献しました。その功績を称え当時の潜水服や真珠貝などが展示されています。

潮岬観光タワー

キャンプ場前には、潮岬観光タワーが建っています。日差しがあまりに暑かったので、一階の売店で「みかんソフトクリーム」を食べることに。みかんの爽やかな酸味とミルクのまったり感が絶妙でした。

今回のキャンプ場

潮岬キャンプ場
〒649-3502 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
http://www.kankou-kushimoto.jp/shionomisaki_2018cp.pdf
TEL:0735-62-0557(8:30-17:15)
営業期間:通年(年末年始除く)
”和歌山県東牟婁郡串本町潮岬”

関連記事