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川から温泉?!和歌山県南部の川湯野営場木魂の里へ行ってきた


川湯温泉

和歌山県には歴史ある温泉地が数多くあるといいます。勝浦温泉や白浜温泉は全国的に有名ですし、今回ご紹介する川湯野営場付近では、川湯温泉や日本最古の湯といわれる湯ノ峰温泉があります。

特に川湯温泉は、川底を掘ると温泉が湧き出るという、全国的にみても、とても珍しい温泉です。夏は冷たい川水でリフレッシュし、冬は温泉を掘って星空の下でほっこりなんていう少しかわった体験をすることができます。

基本DATA|川湯野営場木魂の里

川湯野営場木魂の里は大塔川の河川敷に作られたキャンプ場です。前述した川湯温泉も大塔川にあるので、「川を掘ると温泉が出るのか?!」と少しワクワクしてたのですが、キャンプ場前の川は掘っても出ないそうです。残念。

その場所はキャンプ場から車で3分ほどの近い場所にありますが、「結構深めに掘らないと出てこないよ」と新事実を告げられたことで、スコップを持ってきていなかった男2人の目的は「酒」の一文字にすり替えられてしまったのでした。

川原サイト

メインの川原サイトは、テントの最大収容数が170張と広々とした河川敷にあります。今回は到着前まで降っていた大雨の影響で川の水が濁っていましたが、本来は澄んだエメラルドグリーンの綺麗な川だそうです。

川のせせらぎは癒し効果抜群ですし、川の流れは緩やかで浅瀬が多いので、大人も子供もリフレッシュには最適ではないでしょうか。

地面は砂利で、大きな石もたくさん転がっています。コットや厚手マットは必須ですね。また、地盤はかなり硬めなので、ペグは鍛造ペグが安心です。(友人のジュラペグ何本かが曲がってしまいました。)

芝生サイト

川原サイトより一段高くなった場所には、芝生のサイトがあります。川原サイトほど広くはないものの、その1/3ほどの広さはあるので、狭い印象はありません。

もともとはこちらにテントを設営するつもりでしたが、大雨の影響で浸水していたので断念。

芝生サイトへは車の乗り入れができません。隣に駐車スペースはありますが、駐車できる台数がそれほど多くなかったはずです。混み合うオンシーズンは、川原サイトにも対応できるような装備が安心です。

芝生サイトの周囲を取り囲むように植えられた広葉樹。特に紅葉の時期はとても綺麗だと思います。

テントを設営してまったり

テントを設営したら川のせせらぎに包まれながら、しばしまったり。野営大好きな友人と一緒でのキャンプだったので、今回はテントを二つ設営しています。

キャンプ場に到着する前までは横なぶりの豪雨に見舞われ、車内にはちょっとした絶望感さえ漂っていましたが、到着する頃には晴れ渡り、澄んだ青空が顔をのぞかせてくれました。

受付

キャンプ場に到着したら、こちらの管理小屋で受付を済ませます。支払った金額は大人2人で2,300円。この価格設定は嬉しいです。

ー 料金体系 ー

  • 大人(中学生以上):800円
  • 子供(小学生以下):400円
  • 駐車料金(車):700円
  • 駐車料金(バイク):200円

【大人2人と子供1人での料金例:2,700円】

管理小屋では、薪以外にもジビエ(その日はイノシシ肉とシカ肉)が売られていました。ジビエが売られているキャンプ場って珍しい気がしますね。

設備情報|川湯野営場木魂の里

炊事場

炊事場は川原サイトと芝生サイト内それぞれに用意されています。綺麗に掃除されていました。また、洗剤やスポンジは用意されていないので、各自持参しましょう。

お手洗い

お手洗いについても、掃除が行き届いていて、気持ちよく利用することができます。ウォシュレット装備で不満はありません。夜間は明かりを求めて虫が集まっていたので、気になる方は気になるかも。

その他の設備

熊野古道が世界遺産に登録されてからは、外国人のバックパッカーが増えているそうです。一定のニーズがあるのでしょう。年季の入ったコイン式の洗濯機が設置されていました。

周辺見どころスポット

シトシトと夜中か明け方まで降り続いた雨も、日が昇るころにはすっかり止んでいました。晴れ渡る空に汗が噴き出すほどの暑さのなか、キャンプの疲れを取るために温泉へ向かいました。

川湯温泉

冒頭でご紹介していた川湯温泉がこちらです。大塔川の岸には民宿や大衆浴場が並び、川では川遊びや温泉を掘って浸かることができます。源泉の温度は73℃と高温なので、体を冷やして温めての無限川遊びができますねw

また、12月から2月末までにかけては、川の水をせき止めて作られる「仙人風呂」を目的に県内外より沢山の人が訪れるそうです。

湯ノ峰温泉

今回は川湯温泉を通り過ぎて、さらに車で10分。湯ノ峰温泉に来てみました。こちらの温泉は日本最古の湯といわれ、なんと開湯は1800年前に遡るそうです。(日本最古をうたう温泉は全国にあります。)

そんな湯ノ峰温泉の名物が、世界遺産にと登録されている「つぼ湯」です。一日のうちに何度も色が変わることから、七色の湯ともいわれています。少しトロッとした泉質で、温泉成分の凝固した湯の華が浮いていました。

つぼ湯は30分毎の交代制で、チケットを購入した順番に代わる代わる入浴していきます。

つぼ湯や公衆浴場のチケットは、こちらで購入することができます。普通湯、薬湯、つぼ湯の3種類があり、普通湯は加水してありますが、それ以外は源泉掛け流しです。

浴場前の売店では、生卵が売られているので、つぼ湯の待ち時間にゆで卵を作って食べてることができます。

熊野本宮大社

最後は熊野古道の最終地点、熊野新宮大社でお参りしておしまいです。熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社を熊野三山とよび、古来より多くの人達に厚く信仰されてきたそうです。

小腹が空いたので、近くで売られていた「熊野もうで餅」をパクり!通販は行われず、現地のみで販売される銘菓だそうです。

舌触りのよいこし餡を包んだお餅の上には玄米粉がまぶされていて、あっさりとした味わいがなんともいえません。お嫁さまにお土産を買って今回のキャンプの帰路につきました。

今回のキャンプ場

川湯野営場木魂の里
〒647-1717 和歌山県田辺市本宮町川湯1288
http://www.ja-mikumano.or.jp/honguu/camp/index.php
TEL:0735-42-1168
営業期間:通年
チェックイン:12時
チェックアウト:12時
”和歌山県田辺市本宮町川湯1288”

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