エメラルドの川で涼む夏の避暑地【松林・山上川オートキャンプ場】

2018.08.20

2018年8月18日、8月に入ってから続く猛暑日に体はバテバテ状態。そんなときは避暑地に行こうということで洞川温泉郷へ行ってきました。今回は洞川温泉郷近くの【松林・山上川オートキャンプ場】のレビューになります。

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洞川温泉郷

洞川温泉郷は奈良県南部、天川村にある温泉郷です。熊野川の源流になっている山上川のほとりにある山里で、大峰山・山上ヶ岳を訪れる修験者の宿場としての古い歴史があります。

現在でも多くの修験者や参拝客で賑わいをみせ、純和風建築建物が軒を連ねるその姿は、まるでタイムスリップをしたかのように艶やかなノスタルジーを感じさせてくれます。

松林・山上川オートキャンプ場は、洞川温泉郷より徒歩5分ほどの場所にあります。

今回訪れた松林オートキャンプ場はキャンプサイトメイン、山上川キャンプ場はバンガローメインで立地的にも少し離れたところにある別々のキャンプ場になります。

このあたりは関西の軽井沢とも呼ばれる冷涼な気候が特徴で、どちらも周辺には綺麗な川が流れている夏キャンプに適したロケーションが特徴です。

松林オートキャンプ場はキャンプサイト19区画とバンガロー3棟からなるキャンプ場で、林間サイトを思わせるつくりです。夏の強烈な日差しは背高く伸びた針葉樹に遮られ、時折肌寒さを感じるほどのひんやりとした空気を漂わせていました。

天川村は雨の多い地域ということもあってか、地面は水捌け良好でペグの打ちやすい砂地になっています。サイトは1区画が4m×5mほどの広さしかありませんので、小型のものでなければ、タープとテントをセットで設営するのは厳しいです。

3棟のバンガローが併設されています。山上川オートキャンプ場も覗いてみると、こちらも大盛況のようでした。

場内に入り予約していた旨を伝えると、管理人の方が指定のサイトに誘導してくれます。車を止めたら管理小屋で受付を済ませましょう。

管理小屋では炭や薪なども売られています。夜間は10℃前半まで冷え込んだことで、焚火で暖を取っているキャンパーも多かったです。夏場でも夜間の寒さ対策は必須。さすが関西の軽井沢ですね。

【大人2人と子供1人での料金例：3,750円】

昔ながらのキャンプ場で、設備面に多少の古さが目立ちますが、不快感なく使える程度にしっかりと掃除がされていました。

お手洗いは簡易水洗と聞いていたので覚悟していましたが、夏場でも嫌な臭いはせず、気持ちよく使うことができました。

キャンプ場周辺には自然の美しさを堪能できる場所がたくさんあります。テント設営後は近くの川や温泉に行ったりして楽しんでいる方が多いようです。

この辺りはエメラルドグリーンに透き通った綺麗な川が流れています。川の水は、夏の暑さを一瞬で忘れることができるほどの冷たさです。

キャンプ場より東に15分歩くと「河鹿（かじか）の滝」に行き着きます。泳げる程度の水深があり、天然のウォータースライダーのようになっています。川の水はとても冷たく、夏の暑さを一瞬で忘れるほどでした。

キャンプ場より10分ほど歩くと、日帰り湯を楽しめる温泉施設があります。2日目はゆっくりと温泉に浸かってから帰りました。少しトロっとした泉質で疲労感がやわらぎます。

洞川温泉郷は、多くの観光客で込み合う観光地ですが、周辺にスーパーやコンビニなどはありません。最寄りの買い物スポットは「吉野路黒滝」という道の駅ですが、車で20分ほど離れているため、食材などの買い忘れがないように注意しましょう。

【松林・山上川オートキャンプ場】は、昔ながらのキャンプ場で、設備面の古さなど少し気になるところもありますが、管理人さんの温かい気配りと穏やかな雰囲気のなかで過ごせた充実の2日間でした。

実は今回リサーチ不足で周辺観光スポットを味わい尽くせなかったのは反省点。飲料可能な湧き水ごろごろ水、みたらい渓谷、洞川エコミュージアムなど行けず終いなところが沢山ありましたので、次回のレビュー時にはたくさんの情報をお伝えできるよう頑張ります。

松林・山上川オートキャンプ場: 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川786
http://matsubayashi.client.jp/index.html; TEL：0747-64-0031; 営業期間：4月初旬～11月下旬迄; チェックイン：13:00; チェックアウト：～11:00