大人気のソロキャンテント!テンマクのパンダを購入してみた
先日、テンマクデザインのパンダをソロキャンテントとして購入しました!今回はパンダのレビューだけではなく、コットンバージョンのパンダTCとの違いも合わせてご紹介していきます。
2018年末に、パンダクラシック(ホワイト)とパンダアースカラーの廃盤が決まりました。通常のパンダ(レッド)についてはリニューアルを予定しているとのことですが、現在各種ショッピングサイトでは、在庫処分価格で販売されています。検討されている方は早めの購入しておきましょう。
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テンマクというメーカー
テンマクデザイン、通称テンマクは、関東圏を中心にアウトドアショップを展開する「WILD-1」のオリジナルブランド。
ムササビタープやサーカスTCは驚くほどの人気ぶりで、キャンプ場でも本当によく見かけるようになりました。
そして、そんなヒット商品を連発するテンマクと、アウトドアコーディネーターの「こいしゆうか」さんとのコラボによりソロ用テントの「パンダ」です。
パンダというテント
パンダは四角錘形状の小型モノポールテントです。ドーム型テントのように広くはありませんが、強風に強く、1本のポールと4本のペグダウンだけで設営することができます。
通常使用時は写真のようにシェルター形状で、前後がフルオープンになり、夏キャンプでは風通しよく快適に過ごすことができます。もちろん吊り下げ式のインナーテントが標準で付属していますので、就寝時に虫が侵入してくるような心配はありません。
総重量 | 1,940g |
全幅 | 240cm |
奥行 | 240cm |
高さ | 150 |
インナー全幅 | 220cm |
インナー奥行 | 100cm |
インナー高さ | 135cm |
フライ素材 | ナイロン |
フライ耐水圧 | 1,500mm |
インナー素材 | ポリエステル |
インナー耐水圧 | 1,500mm |
価格 | 21,384円 |
開発段階では女性がメインターゲットに置かれていたこともあり、フライシートには軽量で耐久性に優れるナイロンが採用されています。総重量は1,940gと軽量です。
幕内の広さ
パンダは一辺が240㎝のスクエア形状で、ソロテントとしては十分な広さを備えています。インナーテントを設営した場合は、ちょうどこの半分程度のスペースが埋まります。
大きさ的にはシングルベッドを少し長くした程度でしょうか。エアマットなら大人1人と子供1人が入りますが、コットなら1つが限界ですね。
試しにヘリノックスのコットワンコンバーチブル(190cm×68cm)を置いてみました。隣にカバンを置けるぐらいのスペースが余りますね。
冷え込む季節はスタンダードインナーを
付属のインナーテントは、総メッシュ仕様です。冷気の吹き込みを防ぐスカートもありませんので、基本的には夏キャンプを想定した造りになっています。
晩春や初冬のキャンプを乗り切るには心許ないので、そんなときはフルクローズ可能なSTDインナー(専用オプション品)を活用しましょう。冷気の侵入を防ぎ、冷え込みを防ぎます。
設営は驚くほどのかんたんさ!
設営タイムアタック!と設営手順
パンダの収納袋はインナーテント用とフライシート用の2つに分かれています。
まずはフライシートの設営に取り掛かりましょう。ちょうど正方形の形になるよう広げていきます。
テントの四方をペグダウンしていきます。
ペグを打ち込んだらポールを入れてグイっと起こして、テントの形状を整えます。シェルターとして使う場合は、一旦こちらで完成です。
ここまでの所要時間は5分程度。構造が簡単なことに加えて、テント自体が軽量なため設営の負担を感じさせません。これなら女性の方でも扱いやすいですね。
吊り下げ式インナー
インナーテントは吊り下げ式になっています。フライシート内部に固定用ループがあるので、まずは天頂部からはじめ、残りの箇所も固定していきます。
全ての留め具を固定したらインナーテントは設営完了です。設営時間は合わせて10分もかかりませんので、ここまで簡単だとキャンプビギナーや女性の方にも安心してオススメできますね。
パンダのラインナップが複雑
現在のパンダのラインナップは「パンダ」「パンダクラシック」「パンダTC」の合計3商品の構成です。
「パンダ」と「パンダクラシック」はカラーが異なるだけで同じ仕様のテントですが、「パンダTC」は生地にポリコットンを採用している以外にも様々な違いがあります。
大きさと重量の違い
前述のとおり、当初のメインターゲットが女性だったパンダは、男性が使うには少々狭さを感じることもありました。後発品のパンダTCは、男女問わず多くのキャンパーが使えるよう、ひとまわり大きく作られています。
また、素材変更と大きさUPにより、パンダTCが5,540gと2倍以上の重さが変わります。
パンダ | パンダTC | |
全編 | 240cm | 270cm |
奥行 | 240cm | 270cm |
高さ | 150cm | 170cm |
インナー長辺 | 220cm | 250cm |
インナー奥行 | 110cm | 115cm |
インナー高さ | 135cm | 155cm |
総重量 | 2190g | 5440g |
3.価格設定の違い
販売価格は、パンダTCの方が1万円高くなります。STDインナーの金額も高くなるため、フルセットでは5万円近い金額と、ソロ用テントとしては結構なボリュームになりますね。
パンダ | パンダTC | |
本体 | 21,384円 | 31,284円 |
STDインナー | 10,584円 | 15,984円 |
合計価格 | 31,968円 | 47,268円 |
パンダTCを見送った理由
今回パンダとパンダTCのどちらを購入しようか相当悩んだのですが、結果的にはパンダTCを見送ることになりました。
一番の理由は財布へのダメージをびびっちゃったわけですが、それ以外にも寒さ対策の点で幾つか懸念材料が残ったからです。
- 寒さが本格的になる時期のキャンプでは、スタンダードインナーでは寒さをしのげなさそう。
- テント内で暖房器具を使用するとしても、風の吹き込みを防ぐスカートが必要になる。
- 暖房器具を使用するには本体が小さく温度調整がシビアになる可能性があった。(一酸化炭素中毒の危険性も高くなる。)
ということで、パンダは春から秋にかけてのソロキャンプで使い、冬のソロキャンプはキャンバスキャンプのTipi400で凌ぐこととなりました。(パンダTCかっこいいんだけどな…)