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北欧発オシャレテント!【ROBENS】の【fairbanks】をご紹介

我が家では北欧デンマーク発のテントブランド【ROBENS(ローベンス)】の【fairbanks(フェアバンクス)】を使っています。

北欧といえば優れた品質と洗練されたデザインの家具が有名ですが、ローベンスも同様に魅力的な数々のテントを展開しています。ところが、キャンプ場で見かける機会は滅多になく「どこのテントですか?」と尋ねられることもしばしば。

インターネット上にもあまり情報がありませんので、購入を検討されている方のお役に立てればと思いレビューを残しておきます。


【ローベンス】という名のテントブランド

国内で人気のコットンテント

ローベンスは北欧デンマーク発のテントブランドです。

多様なユーザーの声に応えるべく、「ファミリーキャンプ用大型テント」から「軽量コンパクトな登山用テント」まで用途に合わせた様々な製品がラインナップに並び、とりわけ国内では「アウトバックレンジ(シリーズ)」が高い人気を誇ります。

このシリーズは、テント生地にハイドロテックスポリコットンというコットン(65%)とポリエステル(35%)の混紡素材が採用されていることが特徴で、いわゆるコットンテントと呼ばれているものになります。

[nlink url=”http://camper-camper.com/campknowledge_1808_cottontent/”]

今回ご紹介するフェアバンクスは、比較的小型のテントですが、その他にも大型ティピーテントのモホーク、ノルディスクのアスガルドに似たクロンダイクなど多くのラインナップがあります。コッテンテントをお探しの方はローベンスも要チェック!

品質へのこだわり

ローベンスのテントは、ユーザーが安全にキャンプを楽しむことができるよう、過酷な気象条件を再現する環境で製品開発が行われているそうです

ROBENS®ではデンマーク本社内のテストセンターに最大風速200キロを計測する380馬力の風力発生機と降雨マシンを導入しています。彼らの降雨マシンは非常に強い雨をシミュレートします。さらに風力発生機を組み合わせることでより過酷な状況をつくりだします。そしてその条件下ですべてのテントについてテストを行った後、市場に製品を送り出しています。

出展:ROBENS公式

また、頑丈に作られているだけでなく、北欧ブランドらしいデザイン性の高さが、本体からテント収納袋といった小物にまで随所に見受けられ、所有したときの満足感はとても高いものがあります

フェアバンクスってどんなテント?

フェアバンクスの特徴

フェアバンクスは多角錐の形状をしたワンポールテントで、ティピ型テントと呼ばれているものになります。

テント中心部に立てられたポールと張り綱の張力でその形状を維持するシンプルな構造のため、外周部の居住性は損なわれてしまうものの、強風に強く、設営撤収が簡単です。

フェアバンクスの対応最大風速はなんと秒速46m。通常のキャンプでは考えにくい風速ですが、これは台風のように強風吹き荒れる悪天候下でも使用可能なことを表しています

入口部分はオールメッシュにも対応し、ベンチレーションは入口部分以外にテント奥側と天井部の2ヶ所設けられています。コットン自体の通気性の良さと大きな開口部のおかげで、夏場でも快適に過ごせるよう工夫されています。

グラウンドシートには耐水圧5000mmに対応する厚手ポリエステル生地を採用。よほどの雨でない限り、フロアが浸水してくるような心配もなさそうです。

収納サイズと付属品

収納時の大きさは77cm×20cmで、重量は9.1kg。重量がネックといわれるコットンテントですが、フェアバンクスはポールは1本しか必要ありませんので、化繊テントにも引けを取らない重さに仕上がっています

付属品はテント本体、センターポール、ポールの先端に取り付ける部品が2つとペグになります。センターポールは3つに分解され1本に収まる構造で、収納袋もしっかりしています。

設営手順

近くの公園で実際に設営してみました。設営手順はとてもシンプルなので、一人でも十分に設営できます。

まずはグラウンドシートを広げていきます。ローベンスから純正のグラウンドシートは販売されていませんので、こちらはブルーシートで自作しました。

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その上にフェアバンクスを広げていきます。重量級のコットンテントだと広げるのも億劫に感じますが、これぐらいであれば、特別負担を感じることなく、作業を行うことができます。

フロアを固定するためにボトムを8ヶ所ペグダウンしていきます。(※ペグは純正のものではなく使い慣れたアルミのものを使用しています。)


ポールを入れてグイっと起こしたら、ポールの転倒を防ぐために、フロアに付けられたマジックテープでポールを固定し、前室部分をペグダウンすると自立します。

そしてフライシートを10ヶ所ペグダウン。ベージュの生地に赤いガイロープが映えますね。

最後は皺になっているところのペグを打ち直して、

完成!この独特なフォルムが本当にカッコいい^^ ペグ本数は合計18ヶ所とその多さが気にはなりますが、手慣れてくれば10分ほどで設営が完了します

居住性は?快適な収容人数は?

フェアバンクスの最大収容人数は4人に設定されています。前室を除いた居住空間は横幅300cm×奥行235cm、テント内部の最大高は185cmとコンパクトな作りが特徴です。

我が家では写真のようにコットを2つ置いて使用していますが、ゆったりと使う場合には大人2人+子供2人程度が目安です

就寝時には、前室部分に収納ボックスやクーラーボックス、その他のキャンプ用品を、防犯上の理由で翌朝まで収納して収めていますが、上記人数分程度の荷物なら何とか収まるかなという感じです。

コットンテントといえば大型のものが多く、小型のコットンテントはそれだけで貴重な存在です。またセンターポールが前室側に寄った構造のため、大きさの割には幕内スペースを広くとれるよう工夫されています

凍てつくような寒さのなかでテント内にこもって楽しむキャンプでは、幕内の狭さを感じるかもしれませんが、就寝スペースとして活用する分には必要十分と感じています

2017年モデルまでのフェアバンクスには、薪ストーブ用の煙突穴があったそうですが、こちらの2018年モデルではなくなっています。

フェアバンクスのココがイマイチ!

フェアバンクスへの満足感は高く、特に不満を感じていないというのが正直な感想です。

それでも強いてイマイチな点をあげるのであれば、専用のグランドシートが販売されていないことでしょうか。海外メーカーのテントでは、グランドシートがラインナップに入っていないものも多く、海外の方がどのように対応しているのかさ気になるところです。

大切なテントを長く使うためにはグランドシートはあった方がよいものなので、私は自分で作ったものを使用しています。

フェアバンクスの入手経路

フェアバンクスの入手経路については、国内正規代理店で購入するか、海外のアウトドアショップより個人輸入で購入するかという2つの選択肢があります。

国内正規代理店ですると、初期不良や製造上の著しい欠陥があったときには、対応してもらえるという安心感がありますが、購入価格が高くなってしまうというデメリットもあります。

今回は少しでもコストを抑えたかったので、海外通販で購入することにしました。私はよく海外通販を利用するのですが、海外通販に抵抗のある方も多いと思いますので、その方法については、また別の記事でご紹介していきたいと思います。

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