くつろげるアウトドアチェアならコンフォートチェア2とリラックスローチェアがオススメ
納得できる座り心地を求め、多くの椅子に腰掛けて、最終的に選び取ったのが、オンウェーのコンフォートチェア2とリラックスローチェアでした。
座り心地がとても良く気に入っているのですが、インターネット上では、あまりレビューを見かけることがありません。今回は購入を検討されている方に向けて、それぞれのレビューを残していきたいと思います。
今回は我が家の奥様にモデルになっていただきました。レビュー中に出てくる姿は不審者そのものですが、日焼けを完全防御する服装を選んだ結果だそうです。お気にされないようお願いしますw
オンウェーというメーカー
オンウェーはアウトドアファニチャーの専門メーカーで、これまでの約20年間にわたり、国内主要アウトドアメーカーのOEM製品を作り続けてきた実績を誇ります。
今では実際にオンウェーのチェア2脚を購入して使っているわけですが、造りがしっかりしているのはもちろんのこと、デザインにもこだわっていることがよく分かります。
かの有名な家具デザイナーである新井猛氏が、オンウェーを訪れ、代表作であるニーチェアエックスをリプロダクトして欲しいと伝えたそうです。
その真意は彼のみぞ知るものですが、これはオンウェーというメーカーのモノづくりに対する真摯な姿勢を信頼してのことだったのかもしれません。
収納時のサイズ感はどんなもの?
左から順番にコンフォートチェア2、フィールドアのコンパクトチェア、リラックスローチェアを畳んだ状態で並べてみました。
ヘリノックス系のチェアと比べてはいけませんが、快適さと運搬性はトレードオフですね。ハイバックチェアらしい重量感と存在感で、持ち運びや荷積みは少し大変です。
(収納時) | コンフォートチェア2 | リラックスローチェア | コンパクトチェア |
高さ | 116cm | 72cm | 36.5cm |
幅 | 19cm | 60.5cm | 11cm |
奥行 | 21cm | 16cm | 13cm |
重量 | 4.8kg | 3.5kg | 957g |
税込価格 | 18,252円 | – | 7,884円 |
耐荷重 | 100kg | – | 100kg |
特にリラックスローチェアは、2脚重ねて車に積み込むと、50リッタークラスのクーラーボックスと同じぐらいの存在感があります。検討されている方は積載スペースの有無は確認しておきましょう。
“コンフォートチェア2の概要”
コンフォートチェア2は、座面の中央から折りたたむ構造でほんの数秒で設営撤収することができます。もちろん力も入りませんので、女性の方でも問題なしです。
優れた座り心地と収納性を実現
座り心地に関するメーカーのキャッチコピーは「2時間座っても疲れない椅子」。実際に座ってみると、メーカーのこだわりが垣間見える実に快適な座り心地です。特徴的に感じたのは、
- 座面幅が他のハイバックチェアより広めに設計されており、座ったときに余裕がある。
- コットンが伸縮して体のラインに優しくフィットする。ハンモックに近い座り心地。
- 身長175cmのわたしが腰掛けても、普通に背もたれに頭を預けることができる。
今回、色々なハイバックチェアに腰掛けていて感じたのが、「ハイバックといえども頭を預けることができるほど背もたれの高いものは珍しい」ということです。
大体のものが仮眠を取るときに首がカクンカクンなってしまってストレスに感じるのですが、これなら首に負担をかけずにリラックスすることができます。
座面の奥行きが深いので、どっしりと腰掛ける感覚が強いですが、座面高さが42cmと扱いやすい高さに収まっているため、ダイニングチェア的な使い方でも不満はありません。
体を支える厚手のコットン座面
座面は6号帆布の厚手コットンが使われています。
張りのあるしっかりした生地感ですが、ごわつく感じはなく、しなやか。もちろん熱にも強いので、多少の火の粉はへっちゃらです。焚火の近くで使っても心配ありませんね。
一方でコットンは濡れたままで置いておくと、カビや臭いの原因になってしまいますので、雨などで濡れたときには、しっかりと乾燥してから保管しておきましょう。
また座面は4箇所のボルトで固定されているだけなので、汚れてしまったときは洗濯もできますし、新品座面は3,500円というリーズナブルな金額で販売されています。
丁寧な仕上げ
手すりには天然竹の集成材が使用されていて、厚みのあるラッカー塗装で仕上げられています。触った感触もよく、高級感があります。1脚が約19,000円する高価格帯のアウトドアチェアには違いありませんが、買ってから後悔したこともなく、お気に入りチェアとして活躍してくれています。
“リラックスローチェアの概要”
コンフォートチェアを購入する前に価格の安さにつられて購入したのが、リラックスローチェアでした。
パタンと折りたたむ構造で設営撤収は数秒で済みますが、収納時の大きさがネックです。実は後からコンフォートチェア2を買い足したのも、このことが理由でした。
ただし、座り心地はもう極上ですので、以下の条件に当てはまる方には、オススメの1脚になるはずです。値段も1脚8,000円弱と、この類のチェアの中ではまだ安い方ですしね。
- キャンプ道具の積載限界にまだ余裕がある。
- とにかく座り心地重視!自然の中でまったりくつろぎ至福のひと時を過ごしたい。
まさしく眠るための椅子!?
リラックスローチェアは、コンフォートチェア2以上にリラックスすることができるアウトドアチェアです。
というのも、2脚を並べてみると、ちょうど肩より上側あたりはリラックスローチェアの方が深く傾斜が付けられているんですね。このおかげでリラックス感をより強く感じる座り心地になっています。
また、少し張りのあるポリエステル座面は、高さが30cmと地面に近いことから安心感があり、体重をしっかりと受け止めてくれますので、長時間座っていても疲労感がありません。
座面は厚手のポリエステル
一般的に椅子の座面には600デニール厚の生地が使われることが多いようですが、こちらは1200デニールの厚手ポリエステルが採用されています。
これだけ分厚い生地だと、座ったときに突っ張るような不快感を感じることはなく、まるで帆布のような質感です。
今回の記事に登場しているのは、ナチュラム限定のサンドベージュですが、通常カラーのオールブラックはフレームから座面まで真っ黒で、男臭くキャンプにぴったりなデザインです。